染色の人間国宝である芹沢銈介の下、当時蒲田にあった芹沢染色研究所で内弟子として働いていた父が、湯河原に引っ越してきたのは約40年前でした。

その理由は、海があり、山があり、自然があり、そして綺麗な水をふんだんに使えるということでした。

湯河原に引っ越してきた時、私はまだ2歳で、毎年新年の挨拶に行く芹沢先生の事を、お年玉をいっぱいくれるいいおじいちゃんだと思っていました。

学生の頃は他の勉強ができても、美術の通知表が悪いと家に帰れないという、なんとも理不尽な境遇だと嘆いていた記憶があります。

大学卒業後、約15年にわたり、父と共に仕事をすることで、型染の技術を習得。

対象物を良く観察し、スケッチを欠かさないようにという、父と芹沢先生の言葉を大切に、「実用的かつ美しいもの」を念頭に置いて、工芸品としてではなく、民芸品としての型染、日常的に使うことのできる型染を提供している。

 現在、美術団体には属さず、小田原「日和」、伊東「草の花ギャラリー」などで個展を開催。NHK教育テレビ、神奈川テレビに出演。

 また、特別支援学校にて型染教室を定期的に開催するなど老若男女問わず、幅広く型染を伝える活動をしている。

 更に、自宅工房において定期的に行われる型染教室、旅行者や子供向けの型染体験工房を主催している。

 

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